「部屋をおしゃれにしたいけど、どうすれば“かっこよく”見えるのかわからない…」
そんな悩みを持つ20代は多いのではないでしょうか。
SNSで見るようなスタイリッシュな部屋や、ホテルのように洗練された空間を見ると、「自分の部屋もこんなふうにしたい」と思う一方で、実際に真似してみると「なんか違う」「ごちゃついて見える」と感じてしまうこともあります。
実は、おしゃれな部屋=かっこいいインテリアではありません。
「おしゃれ」は“流行や感性”を表す言葉で、「かっこいい」は“統一感と自信”を感じさせる空間のこと。
この2つの違いを理解するだけで、あなたの部屋づくりは一気にレベルアップします。
この記事では、
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「かっこいいインテリア」とはどんなものか?
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20代の部屋に似合う“センスの基準”とは?
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そして、アートパネルや小物をどう飾れば「簡単におしゃれに見える」のか?
この3つを中心に、初心者でも今日から真似できるテクニックを具体的に紹介していきます。
あなたの部屋を、“センスがある”と言われる空間に変えるためのヒントを一緒に見つけていきましょう。
そもそも「かっこいいインテリア」とは?
おしゃれと“かっこよさ”の違いを理解しよう
多くの人が混同しがちなのが、「おしゃれ」と「かっこいい」の違いです。
おしゃれな部屋とは、トレンドを意識して見栄えが良い空間のこと。たとえば韓国風インテリアや北欧ナチュラルなど、その時々の流行を取り入れることで「今っぽい」と感じられるスタイルです。
一方で、かっこいい部屋とは、自分の個性や価値観が反映されていて、どの角度から見ても“整っている”空間のことを指します。
つまり、「かっこよさ」は流行ではなく一貫した美意識から生まれます。
たとえば同じ白い壁の部屋でも──
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「おしゃれな部屋」は、今流行のアイテムを並べた“ファッション的な空間”
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「かっこいい部屋」は、テーマや色使いに統一感があり、“生き方が表れている空間”
というように、根本的な方向性が違います。
そのため、20代のあなたが目指すべきは「おしゃれを取り入れながら、かっこよさを軸に置いた空間」なのです。
センスがある部屋に共通する3つの特徴
では、「センスがある」「かっこいい」と感じる部屋には、どんな共通点があるのでしょうか?
結論から言うと、次の3つがポイントです。
1️⃣ 色の一貫性がある
2️⃣ 余白が上手に使われている
3️⃣ 素材のバランスが整っている
① 色の一貫性がある
まず、かっこよく見える部屋は“色のルール”が決まっています。
たとえば、白・グレー・黒のモノトーンで統一したり、木目とアイアンで温もり×無骨さを演出したり。
このように、ベースカラー・メインカラー・アクセントカラーの3色以内でまとめるのが鉄則です。
② 余白が上手に使われている
次に、家具や小物を詰め込みすぎないこと。
センスのいい部屋ほど、“何もない空間”を意図的に作っています。
この余白があることで、光の入り方や空間の抜けが生まれ、結果的に「洗練された印象」に変わるのです。
③ 素材のバランスが整っている
最後に重要なのが“素材の掛け合わせ”。
ツヤのあるガラスや金属だけでまとめると冷たい印象に、逆に木や布だけだとぼやけた印象になります。
ガラス×ウッド、レザー×アイアンなど、異素材を掛け合わせることで“立体感”が生まれます。
20代の部屋に合う“おしゃれの基準”とは
「おしゃれな部屋を作りたい」と思っても、インテリアの世界には無限のスタイルがあります。
そこで大切なのは、“自分らしさ”に合うスタイルを選ぶことです。
たとえば、
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ミニマリスト系(シンプル・清潔感重視)
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カフェ風(木の温もり・落ち着き)
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モダンスタイル(モノトーン・直線的)
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インダストリアル(鉄・レンガ・無骨さ)
これらの中から、「自分の服装」「好きな音楽」「よく行くお店」の雰囲気に近いスタイルを選ぶと、部屋にも自然と統一感が生まれます。
また、20代は「流行を取り入れつつ、長く使えるデザイン」を意識すると◎。
安っぽく見えないポイントは、**“シンプルで形が美しいものを選ぶ”**ことです。
派手な柄よりも、質感や形で魅せるアイテムを選ぶと、自然と「センスのいい部屋」に仕上がります。
✅まとめ(このセクションの要点)
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“おしゃれ”は流行的、“かっこいい”は一貫した美意識。
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センスのある部屋は「色・余白・素材」のバランスが命。
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20代は“自分らしさ×シンプルさ”を基準にスタイルを選ぶ。
「おしゃれな部屋」に見せるための色・素材・照明の基本
色のトーンを3色以内にまとめる
「おしゃれに見える部屋」を作るうえで最初に覚えておきたいのが、色の使い方です。
人の目は、色が多いほど「情報量が多い」と感じてしまい、結果的に“ごちゃついた印象”になります。
プロのインテリアでは、
👉 ベースカラー(70%)+メインカラー(25%)+アクセントカラー(5%)
という黄金比が基本です。
具体例:
たとえば、
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ベースカラー:白(壁・天井・カーテン)
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メインカラー:グレーや木目(家具・床)
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アクセントカラー:黒・ネイビー・ゴールド(小物や照明)
このように色を「役割」で分けると、空間に自然な統一感が生まれます。
また、色には心理的効果があります。
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白系:清潔感・広さを演出
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黒・グレー系:落ち着き・高級感を演出
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ベージュ・ブラウン系:温かみ・リラックス感を演出
もし迷ったら、「グレー×ウッド×ブラック」の組み合わせが万能です。
この3色は、どんなインテリアにもなじみ、男女問わず“かっこよくおしゃれ”に見えます。
素材で「高見え」を演出するテクニック
同じ色でも、素材が違うだけで印象は大きく変わります。
たとえば、同じ“黒”でも──
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プラスチック素材 → チープで軽い印象
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アイアン素材 → 無骨でスタイリッシュ
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レザー素材 → 高級感・大人っぽさ
このように、素材の選び方こそが「センスの差」を生むポイントです。
ワンランク上に見せる素材の組み合わせ
1️⃣ 木 × 鉄 → 温かみと無骨さのバランス(例:木製天板+アイアン脚のテーブル)
2️⃣ 布 × ガラス → 柔らかさと透明感(例:リネンカーテン+ガラス花瓶)
3️⃣ レザー × スチール → 重厚感とモダンさ(例:黒レザーソファ+メタルフレーム)
ポイントは、異素材を掛け合わせて「対比」を作ること。
このコントラストが空間に立体感を与え、結果的に“高見え”につながります。
さらに、素材は「触れたときの質感」も大事です。
見た目がかっこよくても、触った瞬間に安っぽいと感じると一気に印象が崩れます。
家具を選ぶときは、「質感を感じるか?」を基準に選ぶのがプロの視点です。
照明で“雰囲気をコントロール”する方法
どんなに色や家具を整えても、照明が悪いとすべてが台無しになります。
照明は「部屋の印象を70%左右する」と言われるほど、重要な要素です。
多くの20代がやりがちなミスは、部屋の中央にあるシーリングライトだけで済ませていること。
これでは、全体が均一に明るくなりすぎて、立体感がなくなります。
結果、“生活感のある部屋”に見えてしまうのです。
そこで意識したいのが「多灯照明」の考え方。
プロのコーディネーターは、1つの部屋に3種類以上の光源を配置します。
たとえば──
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メイン照明(天井ライト)
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間接照明(フロアランプやテーブルランプ)
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アクセント照明(小型スポットライトやLEDバーなど)
このように光の「高さ」や「方向」を変えることで、影が生まれ、空間に奥行きが生まれます。
色温度の選び方もポイント
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昼白色(5000K前後):作業向け。勉強・デスクワークに◎
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電球色(2700K〜3000K):リラックス空間向け。リビング・寝室に◎
おしゃれな部屋にしたいなら、断然“電球色”がおすすめ。
あたたかみのある光が、部屋全体を包み込み、家具の素材感をより引き立てます。
小技:照明で「フォーカスポイント」を作る
美術館のように、アートパネルや観葉植物にだけスポットライトを当てると、一気に“センスのある空間”に。
人の目は明るい部分に自然と引き寄せられるため、飾りたい場所を主役にするだけでプロ級の演出ができます。
✅このセクションのまとめ
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色は3色以内、役割を明確に
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異素材の掛け合わせで立体感を出す
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照明は“多灯使い+電球色”で雰囲気をコントロール
色・素材・照明の3つは、いわば「おしゃれ部屋の基礎体力」です。
このバランスが整うだけで、家具や小物を買い足さなくても“かっこよく見える”ようになります。
センスのいいアートパネルの選び方と飾り方
アートパネルは“部屋のテーマ”で選ぶ
「アートを飾りたいけど、どんなものを選べばいいかわからない…」
そんな悩みを持つ人は多いでしょう。
実は、アート選びで一番大事なのは、**“自分の部屋のテーマに合っているか”**ということです。
① テーマを決める
まず最初に、「自分の部屋をどう見せたいのか」を言語化しましょう。
たとえば、次のようなテーマを決めると、アートの方向性が自然と定まります。
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ナチュラルモダン系:木目×白基調。→ 植物・自然モチーフのアートが◎

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モノトーン系:黒・グレー中心。→ 抽象画・幾何学デザインが◎

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北欧系:淡いカラー・柔らかい印象。→ パステル調や温かみのある線画が◎

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インダストリアル系:レンガ・金属感。→ モノクロ写真・文字ポスターが◎

アートを“アクセント”として取り入れるのではなく、
👉 「部屋の世界観を完成させる最後のピース」 と考えるのがポイントです。
② 自分の感情に合う作品を選ぶ
アートは、感性に訴えるもの。
「かっこいい」よりも「落ち着く」「ワクワクする」「好き」と感じるものを選ぶと、長く愛せます。
20代のうちは、まだライフスタイルが定まっていない人も多いですが、
逆にそれが自由に試せるチャンス。
まずは“好き”を基準に選んでみてください。
飾る高さと位置で印象が変わる!配置の黄金比
次に大切なのが「飾り方」です。
どんなに素敵なアートを選んでも、位置や高さを間違えると“違和感のある部屋”になってしまいます。
① アートを飾る最適な高さ
プロがよく使う基準は、アートの中心が床から約145cm〜150cmの位置にくる高さ。
これは「人が立った状態で自然に目線が届く位置」であり、美術館でも採用されている黄金比です。
ソファやベッドの上に飾る場合は、
家具の上端から15〜25cm程度の間隔を空けるとバランスが良くなります。
② 壁のどの位置に飾るか?
壁の真ん中ではなく、「家具との関係性」で考えるのがポイント。
たとえば、
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ソファやデスクの中心に合わせて飾ると落ち着く印象
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壁の片側に寄せて飾ると、余白が生まれて“抜け感”が出る
また、アートの形状にも注目。
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縦長のアート → 天井を高く見せる効果
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横長のアート → 部屋を広く見せる効果
空間をどう見せたいかによって、形を選ぶのもプロのテクニックです。
組み合わせで遊ぶ!複数枚を飾るバランス術
最近では、1枚の大きなパネルではなく、**複数の小さなアートを組み合わせて飾る「ギャラリーウォール」**も人気です。
難しそうに見えますが、コツを押さえれば誰でもおしゃれに飾れます。
① 構成を決める
最初に紙やマスキングテープで壁に「レイアウト」を仮配置しましょう。
バランスが良い構成には、以下の3パターンがあります:
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グリッド型(格子状):整然とした印象。モダンな部屋に◎
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ランダム型(ずらし配置):動きのある印象。ナチュラル・北欧系に◎
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センター型(中心に大きな1枚+周りに小さめ):視線を集める王道構成
② 間隔を一定に保つ
額縁と額縁の間は5〜10cmが理想的。
狭すぎると窮屈に見え、広すぎるとバラバラな印象になります。
③ 色やテーマを統一する
複数枚を飾る場合、統一感が命です。
テーマを「自然」「都市」「抽象」などに絞り、フレームの色も揃えることで一気にまとまりが出ます。
④ “抜け”を作る
すべてを壁いっぱいに飾ると圧迫感が出ます。
あえて“余白”を残すことで、アート1枚1枚の存在感が際立ち、洗練された雰囲気に仕上がります。
💡プロがよく使う裏ワザ:照明でアートを引き立てる
照明をアートに直接当てるだけで、印象が数倍アップします。
スポットライトやピクチャーライト(壁掛け用の細長い照明)を使うと、陰影が生まれ、アートが“本物のギャラリー”のように見えます。
特に夜の間接照明との相性は抜群で、昼と夜で違った雰囲気を楽しむことができます。
「昼はナチュラル、夜はラグジュアリー」と変化を感じられるのも、アートインテリアの魅力です。
✅このセクションのまとめ
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アートは部屋のテーマに合わせて選ぶ
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飾る高さは目線(約145cm)を基準に
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複数枚飾る場合は、統一感と余白を意識
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照明でアートを主役にすることで“センス”が際立つ
簡単におしゃれに見せるための実践テク
「センスのある部屋を作りたい」と思っても、最初から完璧にコーディネートするのは難しいもの。
でも実は、“たった数個のポイント”を押さえるだけで、部屋は一気に垢抜けます。
ここでは、プロが意識している**「おしゃれに見せる空間演出の3原則」**を紹介します。
“余白”をつくると部屋が一気に垢抜ける
最も簡単で効果的な方法が、「余白をつくる」ことです。
多くの人は、「おしゃれにしたい=たくさん飾る」と考えがちですが、
実際は何も置かない“空間の静けさ”こそが洗練の鍵です。
余白の心理的効果
人の脳は、“情報が少ない空間”ほど「上質」「整っている」と感じます。
ホテルのロビーやカフェが心地よく感じるのは、余白が計算されているから。
たとえば、
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テーブルの上に何も置かないスペースを1/3残す
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棚の上を“詰め込み”ではなく“見せる”配置に変える
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壁の一部をあえて空けて、アートの“呼吸”を感じさせる
こうするだけで、驚くほどスッキリした印象になります。
ワンポイント:
“余白”は「何もない」ではなく、「見せたいものを引き立てるための間」。
主役を決め、その主役が引き立つように他を控えめにする――これがプロの考え方です。
観葉植物や小物で「抜け感」をプラス
部屋に抜け感を出すもう一つの方法が、自然の要素を取り入れること。
特に観葉植物は、手軽に“空間の温度”を上げてくれる万能アイテムです。
① 観葉植物の効果
植物のグリーンは、心理的にリラックス効果をもたらします。
さらに、人工的な家具やデジタル機器が多い現代の部屋に“自然のゆらぎ”を与え、空間をやわらかく見せてくれます。
おすすめの植物は以下の3つ。
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パキラ:成長が早く、明るい印象。初心者にも◎
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モンステラ:存在感があり、南国リゾートのような雰囲気
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サンスベリア:細長いフォルムで、スタイリッシュな空間に合う
鉢やプランターの色をインテリアのトーンに合わせるのもポイント。
白・黒・グレー系で統一すると、ナチュラルでも“都会的なおしゃれ感”が生まれます。
② 小物で“抜け感”を演出
植物のほかに、香りや光でも抜け感を作れます。
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アロマディフューザー → 香りで印象が変わる
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キャンドルライト → ゆらぎの光が心を落ち着かせる
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透明ガラスの花瓶 → 光を反射して明るさを演出
「見た目」「香り」「光」の3つを組み合わせると、部屋に“奥行きのある心地よさ”が生まれます。
すぐに真似できる「1日で変わる模様替え」
「忙しくて時間がない」「家具を買い替えるのは大変」
そんな20代でも、**1日でできる“おしゃれリセット術”**があります。
STEP1:モノを減らす(まず「引く」)
新しいものを足す前に、まず“引く”ことから始めましょう。
テーブルや棚の上をいったんすべて片づけ、「本当に必要なもの」だけを戻します。
この時点で、空間はもう7割おしゃれになります。
STEP2:照明の角度を変える
照明を壁や天井に向けて“反射光”を作ると、空間が広く見えます。
直接照らすのではなく、光を“当てる”から“跳ね返す”に変えるだけで、雰囲気が劇的に変わります。
STEP3:ファブリックを替える
クッションカバー・ラグ・カーテンなどを同系色に揃えるだけでも統一感がアップ。
季節ごとに色を変えれば、気分転換にもなります。
STEP4:壁を活かす
床にモノを置かず、壁を“デザインの一部”として使うのもポイント。
フックやウォールシェルフを取り入れて、「見せる収納」に変えるとプロっぽく見えます。
STEP5:鏡で広く見せる
姿見や丸型ミラーを光の方向に向けると、光を反射して部屋が広く明るく見えます。
デザイン性の高いフレームを選ぶと、それ自体が“アートのような役割”を果たします。
💡プチテクまとめ
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余白を意識する → スッキリ見える
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植物を置く → 自然な抜け感が出る
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光・香り・反射を使う → 雰囲気が変わる
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小物の統一感を意識する → センスを感じる
おしゃれな部屋とは、“モノが多い空間”ではなく、“モノの意味がある空間”。
たとえ小さなワンルームでも、意識の持ち方ひとつで洗練された印象に変えられます。
✅このセクションのまとめ
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「余白」を作ることで整った印象に
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植物・光・香りで“抜け感”を演出
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1日でできる模様替えは“引く→整える→光を使う”が基本
インテリア初心者がやりがちなNG例と解決法
おしゃれな部屋を目指す過程で、多くの人が陥る共通の落とし穴があります。
それは「頑張りすぎて逆にダサくなる」という現象。
実際、センスのある人ほど“引き算が上手”です。
ここでは、初心者がやりがちなNG例を3つ取り上げ、**「なぜ失敗するのか」「どう直せばセンスよく見えるのか」**を解説します。
色やアイテムを詰め込みすぎる
❌ NGパターン
「いろんな色を使った方が楽しい」
「お気に入りの雑貨を全部飾りたい」
そんな思いから、気づけば部屋がカラフルでごちゃごちゃに…。
壁にポスター、棚には小物、床にはラグやクッションが乱立している状態は、残念ながら“統一感ゼロ”です。
SNSの写真を真似したつもりでも、あの“洗練感”が出ないのはこのせいです。
✅ 解決法
まず、色数を3色以内に制限しましょう。
家具・カーテン・小物の色をすべて「ベース」「メイン」「アクセント」に分けて整理します。
例えば、
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ベース:白(壁・天井)
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メイン:木目(家具)
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アクセント:黒(小物・フレーム)
この3色だけで構成すると、それだけでプロのような統一感が出ます。
また、小物は**“飾る”ではなく“見せる”**を意識。
お気に入りの雑貨を全部並べるのではなく、「テーマを決めて厳選」しましょう。
(例:「旅先で集めた雑貨」や「モノトーンアイテムだけ」など)
テイストがバラバラで統一感がない
❌ NGパターン
家具をバラバラに買ってしまうと、
「ナチュラル×モダン×カフェ風」が混ざった“迷子空間”になりがちです。
せっかくのアイテムも、方向性が違うだけでお互いを打ち消し合ってしまいます。
✅ 解決法
ポイントは、**「テーマを1行で説明できるか」**です。
たとえば:
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「木と黒でまとめた落ち着いた部屋」
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「グレーと白で作るホテルライク空間」
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「ベージュ×観葉植物でナチュラルカフェ風」
このように、自分の部屋をひとことで表現できれば、家具選びで迷いません。
さらに、家具の「脚」のデザインも意外と大事です。
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直線的なスチール脚 → モダン・男性的
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丸みのある木脚 → 北欧・ナチュラル系
統一感を出したいなら、脚の形をそろえるだけでも印象が整うので試してみてください。
「おしゃれなつもり」が裏目に出るパターン
❌ NGパターン
「海外っぽく見せたいから」といって、やたら派手なアートやクッションを取り入れたり、
「高級感を出したい」と思ってゴールドや大理石柄を多用したり…。
結果、かえって“やりすぎ感”が出てしまうケースです。
✅ 解決法
おしゃれに見せたいときほど、引き算の美学を意識しましょう。
プロは「主張するアイテムは一部だけ」に抑えます。
たとえば、
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アートパネルを主役にするなら、他の壁は飾らない
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ゴールドを取り入れるなら、他の小物は黒・白で控えめに
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柄物を使う場合は、面積を小さく(クッション1〜2個程度)
また、“余白×質感”を意識すると高級感が出ます。
安価なアイテムでも、置き方と組み合わせ次第で高見えするんです。
✨プロの裏ワザ
「テーブルの上にトレーを1枚置く」だけで一気に整理された印象になります。
その上に花瓶やキャンドルを置けば、まるで雑誌の1ページのよう。
“空間を仕切る”という感覚を持つと、自然にセンスが磨かれます。
✅このセクションのまとめ
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色や小物の詰め込みすぎに注意!「3色ルール」で整える
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テーマを一言で言えると統一感が出る
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主張アイテムは一つ、他は控えめに
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“引き算”がセンスを生む最大のコツ
センスを磨くためのインテリア習慣
部屋づくりは、一度完成したら終わりではありません。
むしろ本当の“センス”は、日常の中で少しずつ磨かれていくものです。
おしゃれな人の部屋は、単に「高価な家具を持っている」わけではなく、
“日々の選択と感覚の積み重ね”が生み出すもの。
ここでは、誰でも実践できる「センスを育てる5つの習慣」を紹介します。
毎日「5秒だけ」部屋を見渡す
センスを磨く第一歩は、“自分の部屋を客観的に見る”時間を持つことです。
朝起きたとき、または寝る前に、部屋全体を5秒ほど眺めてみましょう。
「ここ、ちょっとごちゃついてるな」「この配置、気に入ってるな」
そうやって意識を向けるだけで、空間に対する感覚が研ぎ澄まされていきます。
これはプロのインテリアデザイナーも実践している方法です。
“見る習慣”があると、自然と「直したい」「もっと良くしたい」という発想が湧いてきます。
小さな気づきを積み重ねることが、最も確実なセンスアップの近道です。
定期的に「リセット日」をつくる
おしゃれな部屋を保つうえで欠かせないのが、“整える習慣”。
おすすめは、月に一度「部屋リセットの日」を設けることです。
この日は、
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使っていないモノを捨てる
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小物や雑貨の配置を変えてみる
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観葉植物の位置を入れ替える
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アートパネルの角度を少し変える
など、ほんの少しの“変化”を与えるだけでOK。
変化をつけることで、空間がリフレッシュされ、気分も整います。
同じ家具でも、配置を変えるだけで全く違う表情を見せてくれるから不思議です。
特に「飽き性」の人ほど、この“月1リセット”を習慣にすると、
部屋づくりを楽しみながら継続できるようになります。
「1イン→1アウト」の法則を守る
部屋が乱れる最大の原因は、“モノが増えすぎること”。
おしゃれな人の多くが実践しているのが、**「1イン1アウトの法則」**です。
新しいアイテムをひとつ買ったら、代わりにひとつ手放す。
これを徹底するだけで、部屋は常に整った状態を保てます。
この法則にはもうひとつの効果があります。
「本当に気に入ったものだけを選ぶ」意識が生まれるのです。
衝動買いを防ぎ、モノへの愛着が深まる。
結果的に、部屋全体が“自分らしさの集合体”になっていきます。
好きなインテリアを「言語化」してみる
センスを伸ばすうえで大切なのは、自分の好みを言葉にすること。
なんとなく「好き」ではなく、「なぜ好きなのか」を言語化すると、選択がブレなくなります。
たとえば、
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「白が好き」→「白があると明るく見えるし、清潔感が出るから」
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「木の家具が好き」→「温かみがあって落ち着くから」
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「アートを飾りたい」→「自分の価値観を表現したいから」
このように言葉にできると、次に選ぶ家具や小物の基準が明確になります。
感覚だけに頼らず、理論と感情のバランスでコーディネートできるようになるのです。
インテリア雑誌やPinterest、Instagramなどを見て「好きな写真」を保存し、
共通点をメモしていくのもおすすめです。
これが、あなたの“マイルーム・スタイルブック”になります。
自分の部屋を「発信する」
そして最後の習慣が、自分の部屋を写真に撮って発信することです。
SNSでシェアするのもいいし、誰かに見せるだけでもOK。
写真に撮ると、リアルでは気づかない違和感に気づけます。
「ここが暗いな」「背景がごちゃついてるな」など、客観的な視点が得られるのです。
さらに、コメントや反応をもらうことで、モチベーションが上がります。
「いいね!」がつくと、自然と“もっと整えたい”という気持ちが生まれ、継続につながります。
これは、インテリアを通じて**“自分を表現する”**という行為でもあります。
部屋は、あなたの価値観や生き方を映す鏡。
他人に見せることを意識するだけで、センスが自然に磨かれていきます。
💡まとめ:センスは“習慣”でつくられる
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毎日5秒、部屋を眺めて客観視する
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月に1度、リセット日をつくる
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「1イン1アウト」でモノを増やさない
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好きを言語化して選択の軸を持つ
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写真を撮って発信・振り返りをする
センスは“才能”ではなく、“意識と習慣の積み重ね”。
誰でも続けることで、自然と「おしゃれな空間を作れる人」になれます。
センスは「誰でも育てられるスキル」
おしゃれな部屋は、センスやお金がある人だけのものではありません。
大切なのは、「どう見せたいか」という意識と小さな行動です。
この記事で紹介したように──
1️⃣ かっこいいインテリアとは、統一感と余白がある空間
2️⃣ おしゃれな部屋は、色・素材・照明の「バランス」で決まる
3️⃣ アートパネルの飾り方は、「高さ・余白・主役を決める」がコツ
4️⃣ 簡単におしゃれに見せる方法は、「引き算・光・植物」
5️⃣ やりがちなNG例は、「詰め込み・方向性の迷子・やりすぎ」
6️⃣ センスを磨く習慣は、「見る・整える・選ぶ・発信する」
この6つを意識するだけで、部屋は劇的に変わります。
しかも、どれも特別な知識もお金も不要です。
💡最初の一歩は「壁を変える」ことから
一番手軽で効果が大きいのが、**“壁の印象を変える”**こと。
たとえば、アートパネルをひとつ飾るだけで、空間が一気に「自分らしく」なります。
なぜなら、壁は部屋の“顔”だから。
家具や照明を変えなくても、壁のデザインが変われば部屋の世界観が変わるのです。
今日からできるおすすめアクション:
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好きな写真やポスターをA4フレームに入れて飾る
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小さなアートパネルを3枚並べてリズムを出す
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100円ショップのフレームで「壁ギャラリー」をつくる
これだけで、あなたの部屋は“無印”から“ギャラリー空間”へ。
インテリアの楽しさを実感できます。
🌿「完璧じゃなくていい」から、まず一歩踏み出そう
多くの人が「センスに自信がない」と言います。
でも、それは単に“まだ試していないだけ”。
おしゃれな人ほど、最初からセンスがあったわけではありません。
たくさん試して、失敗して、少しずつ“好きの形”を見つけています。
だからこそ大切なのは、**「まずやってみる」**こと。
完璧を求めずに、「これ、かわいいかも」「この雰囲気好きかも」
──そんな小さな感情を信じてみてください。
あなたの“好き”が、部屋をおしゃれに変える最強の原動力です。
🪞あなたの部屋を、「自分らしさで満たそう」
インテリアは、単なる“飾り”ではなく、あなたの心を映す鏡。
部屋が整えば、心も整う。
朝起きて好きな空間にいるだけで、1日のモチベーションが変わります。
今日から少しずつでOK。
照明を変える、植物を置く、壁にアートを飾る──
その一つひとつが、あなたの“センス”を磨くレッスンです。
あなたも「おしゃれな部屋づくり」を始めよう!
👉 もしこの記事を読んで「部屋を変えてみたい」と思ったなら、
今すぐスマホのカメラで自分の部屋を撮ってみましょう。
「どこを変えたいか?」を眺めてみるだけで、最初の一歩が見えてきます。
そして、少しずつ自分の“好き”を集めながら、
あなたらしい空間を作っていきましょう。
💬 コメント欄で「どんな部屋を目指したいか」や
「今悩んでいるポイント」など、気軽にシェアしてください。
あなたの“理想の部屋づくり”を一緒に応援します。